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那須川天心と武尊の対戦実現の経緯を時系列で解説!いつから始まったのか!

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2022年6月についに那須川天心選手と武尊選手の対戦が決まりました。
ファーストコンタクトから6年。

長い間ファンの間で待ち望んでいた試合です。
これまで武尊選手が逃げている、K-1がこの試合を止めているなど色々と憶測が飛び交いました。

色々と団体の壁がありながら実現にいたったこの試合。
実際に対戦発表の24時間前までは決まっていなかったほど、決定するまでが大変でした。

そこで今回の記事では那須川天心選手と武尊選手の試合実現までの経緯を時系列に沿って紹介します。

2015年那須川天心が武尊に対戦要求

那須川天心選手と武尊選手の最初の始まりは2015年です。
2015年のK-1大会に来場していた那須川天心選手が試合後の花道を歩いている武尊選手に「大晦日RIZINで!」と対戦要求をしました。
この時那須川天心は17歳の高校生。

高校生とはいえ、その年にRISEのチャンピオンになっており、なおかつ、BLADEのトーナメントで優勝と勢いは凄まじいものがありました。

※BLADEとはRISE、REBELS、ビッグバンの格闘技3団体の統一戦
このトーナメントには現RISEバンタム級王者鈴木真彦やSB王者内藤大樹、現在K-1で活躍中の村越優汰などそうそうたるメンバーが出場。

那須川天心選手が当時K-1-55㎏王者武尊に対し「かかってこいって感じ、このリングでやれればいいかな。全KOで勝てたので僕のほうが上」と宣戦布告。

その後武尊は当時保持していたKrush-58Kg王者をK-1-55Kg王者の防衛に専念するために返上することとなります。

その会見で那須川に関して質問され「人づてに話は聞いた、K-1の世界チャンピオンになった時から闘いたいという声が届いておりそのうちの一つとしか捉えていない。もしK-1で組まれればいつでもやる。必ず倒す自信がある。」と答えました。

その時の武尊選手の反応は組まれればいつでもやるとの反応。
数ある挑戦者の1人としてか見ていないと発言しています。

結局、その年の大晦日は武尊は別の選手との試合をしました。

那須川天心の画像
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2017年大晦日那須川天心が再度要求

2017年の大晦日に再度那須川天心選手が対戦を要求しました。
試合後のマイクパフォーマンスで観客に「誰との試合がみたいですか?」と問いかけをします。

その時観客は一斉に「武尊ー!」との声が。
「この皆さんの声が答えだと思うので来年中にやりましょう!」と答えました。
このときは那須川天心選手のほうがこの試合に向けて熱量があり、実現に向けている感じがしましたね。

2018年那須川天心がK-1から訴えられる

2018年に那須川天心選手がK-1に訴えられました。
理由は2017年の対戦を要求をしたマイクパフォーマンスが営業妨害に当たるとのこと。
あのマイクパフォーマンスでスポンサーも離れたとのことで那須川天心選手のお父さんやRIZINなどを含めて訴えを起こしています。

ここで誤解されがちなのが武尊選手は全くこの経緯に関係はしていません。
あくまでもK-1が起こした訴訟のため、武尊選手本人は全く関係ないでしょう。

この件をきっかけに那須川天心選手の熱量は明らかに冷めていきました。

2018年12月武尊が試合後に対戦の意向を示す

2018年RIZINでは那須川天心選手と最強のメイドインジャパンの堀口恭司選手がキックボクシングルールで対戦と話題になっていました。

一方で2018年の12月に勢いのあった皇治選手との試合が組まれた武尊選手。
この試合を完勝して、リングのマイクパフォーマンスで「団体の壁があるのはわかっている。望まれている相手もわかっている。必ず実現させ勝つ。」
この頃から武尊選手のほうが試合の実現に向けて熱量が高まってきている気がしました。

2019年のインタビューで対戦は東京ドームで発言

2018年の大晦日にフロイド・メイウェザーと対戦した那須川天心選手。
その時のRIZINConfessionで実名は出ていませんが、武尊選手との試合について聞かれて、「東京ドームおさえておけ!」と発言。
しかし、この発言もとりあえず言った感じがしました。

それがわかる発言が8月のRISEの会見でファンから「武尊とやったら何%の確率でKOか?」の問いに「やるやらないよりやれないんじゃないですか?」と発言しました。
すでにこのときは那須川天心選手はそこまで武尊選手との試合にこだわっていない様子でしたね。

武尊が選手が「やれないその状況を悪化させないように何言われても黙ってた。来年オリンピックの年に格闘技の大きな大会を開きそこで実現させる」と発言。

那須川天心選手もTwitterで書き込むくらいならオファーくださいとしびれを切れしている様子。
武尊選手もなんとか実現しようとしているとの返答もありました。

次第に熱を失っていく那須川天心

会見や普段の発言からも武尊選手への熱は下がっているのがわかりました。
実際に「もうそこまでこだわっていない」ファンからのロッタンと武尊はどっちが強いの質問に「ロッタンじゃないかな?」などそこまで大きくは見ていない感じでした。

那須川天心選手は武尊選手次第といった姿勢でしたね。

2020年3月に武尊のマイクパフォーマンスに変化が

武尊選手の気持ちの変化がマイクパフォーマンスにも現れます。
以前は「僕とやりたいならK-1に上がってきてください」マイクパフォーマンスの最後に必ず「K-1最高!」と叫んでしました。

しかし、2020年3月のマイクパフォーマンスの最後に「格闘技最高!」に変わっていました。
この時に実現かとも言われました。
武尊選手が那須川天心選手との試合をK-1とかRISEとか団体とかの枠ではなく、格闘技界にとって必要なんだとの思いが伝わる格闘技最高!だった思います。

憶測ですが、この時武尊選手は実現に向けてかなり動いていたと思います。
実際にK-1からもだいぶ前からOKはもらっていたとのこと

格闘技だけではなく、日本全体のためにこの試合を実現させる。
ただ単純にこの相手とやりたいとかの次元ではないのが感じとれました。

2020年大晦日に武尊がRIZINを観戦

2020年の大晦日に那須川天心選手の試合を見に武尊選手が来場します。

自分の意思表示のために来たと武尊選手は言っていました。
自分はこの試合を実現したいんだ!との思いが伝わる来場でしたね。

これに応えるように那須川天心選手もリング上でマイクでお礼を言います。

ファンからすると2015年に花道で那須川天心選手が対戦要求した時は周りは特にざわついてなかった。

しかし、この時は武尊選手が来場しただけで、スクリーンに映し出されて、まわりの歓声などを見るとあの時実現しなくてよかったとさえ思いました。

2021年3月に那須川天心がK-1を観戦

2021年3月に武尊選手がK-1でレオナペタス選手と試合をします。
この試合はいよいよ那須川天心戦の実現へ向けて動き出していた時。
武尊選手としては負けられない1戦です。

この試合を観戦しに那須川天心選手が来場します。
見事この試合をKOした武尊選手。

マイクで天心選手への思いを口にします。
だいぶ、実現に向けて近くなったかと思いました。

しかし、この時那須川天心選手のインタビューで「武尊選手が来てくれたからそのお返しだけ」と少しそっけない返答。

この時もお互いの意思表示はしただけで、何も決まってなかったと思います。

那須川天心選手も今まで実現できないことに完全に決まるまでは信用しない感じが見てとれました。

2021年の6月に実は決まっていた!?

2021年6月に実は那須川天心選手と武尊選手の試合が決まっていました。
2021年の6月にRIZINとは別に中立のリングで那須川天心と武尊の対戦のために東京ドームでイベントを行う予定でした。

しかし、コロナの影響でK-1での武尊選手の試合が1月から3月にずれ込んだり、ケガもあり流れてしまいました。

結局はRIZINのイベントをやることになりました。
ここで実現しておけばということでしたが、仕方ありませんね。

ここでまた一旦ふりだしに戻ります。

2021年12月24日の会見で対戦決定

2021年12月24にRIZIN榊原代表と那須川天心選手、武尊選手同席で
2022年6月に対戦することで決まりました。
最初の対戦要求から6年。

まさに本人達の執念とまわりのファンの人達の声があったからこそ実現できた試合です。

まだ、日程などは決まっていません。
決まっているのは
・体重:計量58Kg 当日62kg
・ルール:ワンキャッチワンアタックあり
※ワンキャッチワンアタックとは相手の蹴りをつかんで攻撃をすること

両者のベスト体重が違うためどこで落としどころをつけるのかは問題でしたね。

那須川天心選手のベスト55㎏、武尊選手は60㎏がベストです。
間の58㎏、当日に体重差がでないために62㎏で決まった経緯でしょう。

ルールはRIZINのキックボクシングルールです。
K-1にはワンキャッチワンアタックのルールはありません。

那須川天心選手は本来は2022年3月のRISEの試合でボクシングに転向する予定でした。

そこを武尊選手との対戦のために6月にずらしての試合になります。

今から待ち遠しい試合ですね。

ABOUT ME
シウバ
格闘技を愛すること10年以上の格闘技マニア。 現在のRIZINやK-1、RISEの視聴はもちろんのこと、旧K-1やPRIDEなど時代の流れも見てきました。 格闘技ニュースを見ない日はない。 常に最新のニュースを届ける格闘技のニュースサイト。 詳しいプロフィール情報