アメリカの格闘技団体のUFCと日本の格闘技団体RIZIN。
国が違うだけでもどちらも格闘技団体ですが違いがあるのか気になるところです。
UFCとRIZINの違いは3つあります。
・リングとケージの違い
・ルールの違い
・階級の違い
UFCとRIZINでは戦う設備から違います。
また、ルールも細かい部分での違いもあり。
選手などのレベルも正直違いがあります。
UFCのほうが選手の層が厚く人数も多い。
そこで今回の記事ではUFCとRIZINの違いを詳しく解説とレベルがどのくらい違うのかを紹介します。
UFCとRIZINの3つの違い
UFCとRIZINでは細かい部分で違いがあります。
UFCとRIZINの3つの違いを紹介します。
・リングとケージの違い
・ルールの違い
・階級の違い
それぞれ詳しく解説します。
リングとケージの違い
UFCとRIZINでは戦う設備に違いがあります。
UFCはケージを採用。
※ケージとは金網のこと
RIZINではリングを採用しています。
リングとケージの大きな違いは試合の流れの違いがあります。
リングでは外に出る、ロープをつかむなどで試合がストップすることはよくあること。
一方でケージは金網に囲まれているため、試合がストップするのは流血のカットがない限りありません。
リングは観客からすると流れが止まってしまうため、リズムの悪さは感じます。
しかし、リングのメリットは打撃の攻防が多くなることです。
ケージでは相手も押し込んでも外に出てストップすることはありません。
そのため、組み付いたり寝技の攻防も多くなります。
リングに比べるとグラウンドの攻防が多くなる傾向がある。
※グラウンドとは寝た状態のこと。
リングは押し込んでグラウンドに持っていくことができないです。
つまり、スタンドの打撃の攻防がケージよりも多くなる傾向。
格闘技の醍醐味の1つが豪快なKOです。
打撃の状態が多いとKOの確率も上がります。
リングのよさは打撃のKOなどを見れることが多くなることでしょう。
ルールの違い
UFCとRIZINではルールに違いがあります。
・肘打ちの角度
・グラウンド状態でも膝蹴りやサッカーボールキックの有無
UFCとRIZINはどちらも肘打ちはありです。
しかし、肘打ちの角度に決まりがあります。
UFCでは肘を垂直に下す、縦肘打ちは禁止。
一方RIZINでは肘打ちの角度の決まりはありません。
垂直に下す縦肘打ちは通常の横から繰り出す、肘打ちよりも破壊力があります。
そのため、相手に与えるダメージも大きい。
相手に致命的なダメージを与える可能性もあるため、安全面を考えて禁止にしています。
しかし、ルールを縛りすぎると展開が面白くなくなることも事実。
そのため、レフリーがしっかりと判断して、ストップのタイミングを遅れることがないようにすることが大事。
グラウンド状態で攻撃のルールについても違いがあります。
UFCではグラウンド状態での頭部への膝蹴りやサッカーボールキックは禁止しています。
一方でRIZINではグラウンド状態での膝蹴りやサッカーボールキックはあり。
グラウンド状態での攻撃のルールの違いは相手へのダメージが関係しています。
グラウンド状態での膝蹴りやサッカーボールキックは相手に与えるダメージも相当。
そのため、致命的なダメージを与えます。
そのため、グラウンド状態での膝蹴りやサッカーボールキックもレフリーが止めるタイミングをちゃんと判断する必要があります。
グラウンド状態での膝蹴りやサッカーボールキックありだとスリリングな展開にはなります。
しかし、選手へのダメージを考えると危険な部分もある。
どちらもメリットとデメリットが難しいところですね。
階級の違い
UFCの階級 | 体重 |
ヘビー級 | 120.2 kg未満 |
ライトヘビー級 | 93.0 kg未満 |
ミドル級 | 83.9 kg未満 |
ウェルター級 | 77.1 kg未満 |
ライト級 | 70.3 kg未満 |
フェザー級 | 65.8 kg未満 |
バンタム級 | 61.2 kg未満 |
フライ級 | 56.7 kg未満 |
RIZINの階級 | 体重 |
ライトヘビー級 | 93.0 kg未満 |
ライト級 | 71.0kg未満 |
フェザー級 | 66.0kg未満 |
バンタム級 | 61.0kg未満 |
UFCとRIZINでは階級が違います。
階級はRIZINのほうが少ないですね。
理由として、規模や選手の数が関係しています。
UFCはアメリカで規模も選手の数も圧倒的に多いです。
RIZINは日本であること、かつ、コロナの影響で外国勢が呼べない事情ありました。
競技人口もUFCと比べると少ないため、階級も少なくなります。
階級の数も大きな違いの1つですね。
UFCとRIZINのレベルの違い
UFCとRIZINでレベルの違いはあります。
その理由として、いまだ日本人からUFCチャンピオンは出ていません。
タイトルマッチまで言った選手は
・堀口恭司選手
・岡見勇信選手
・桜井マッハ速人
・宇野薫
日本人がUFCに参戦して何十年と経ちますがまだ4名しかいません。
レベルの違いを感じざるはおえないでしょう。
また、UFCは選手と独占契約を結んでいるため、RIZINと両方に出場することはできません。
そのため、RIZINの選手がUFCで戦うにはRIZINとの契約を終わらせてから行く必要がある。
現在のRIZINの選手がUFCではどのくらいのレベルなのかは憶測でしか言えません。
しかし、現在のRIZINチャンピオンがUFCでチャンピオンになれるのかと言うと難しいでしょう。
やはり、競技人口や規模の面からなかなか難しい面があります。
しかし、現在は平達郎選手など若い選手がUFCにチャレンジする話もあります。
若いうちからUFCにチャレンジすれば、日本人でもチャンピオンになれる可能性は十分あります。
今後UFCに参戦する若い選手に期待ですね。
過去の参戦選手
• 高阪剛(3勝3敗)ヘビー級
• 有己空(1勝2敗)ライトヘビー級
• 中村和裕 (0勝2敗)ライトヘビー級
• 岡見勇信(14勝7敗)ミドル級→ライトヘビー級→ウェルター級
• 福田力(2勝3敗)ミドル級
• 佐々木有生(0勝1敗)ミドル級
• 秋山成勲(2勝5敗)ミドル級→ウェルター級
• 中村K太郎(4勝7敗)ウェルター級
• ストラッサー起一(3勝2敗)ウェルター級
• 吉田善行(2勝3敗)ウェルター級
• 安西信昌(2勝2敗)ウェルター級
• 長南亮(1勝3敗)ウェルター級
• 弘中邦佳(1勝3敗)ウェルター級
• 阿部大治(1勝2敗)ウェルター級
• 郷野聡寛(1勝2敗)ウェルター級
• 佐藤豪則(0勝2敗)ウェルター級
• 桜井速人(0勝1敗)ウェルター級
• 五味隆典(4勝8敗)ライト級
• 宇野薫(3勝5敗2分)ライト級
• 菊野克紀(2勝3敗)ライト級→フェザー級
• 須藤元気(2勝1敗)ライト級
• 徳留一樹(1勝3敗)ライト級
• 小谷直之(0勝5敗)ライト級
• 粕谷優介(0勝2敗)ライト級
• 三島☆ド根性ノ助(0勝2敗)ライト級
• 光岡映二(0勝2敗)ライト級
• 堀江圭功(0勝1敗)フェザー級
• 石原夜叉坊(3勝5敗1分)フェザー級→バンタム級
• 日沖発(3勝5敗)フェザー級
• 川尻達也(3勝3敗)フェザー級
• 小見川道大(1勝6敗)フェザー級
• 廣田瑞人(1勝5敗1分)フェザー級→ライト級
• 田村一聖(1勝2敗)フェザー級→バンタム級
• 水垣偉弥(8勝5敗)バンタム級
• 堀口恭司(7勝1敗)バンタム級→フライ級
• 佐々木憂流迦(4勝5敗)バンタム級→フライ級
• 田中路教(2勝2敗)バンタム級
• 金原正徳(1勝2敗)バンタム級
• 山本”KID”徳郁(0勝3敗1無効試合)バンタム級
• 手塚基伸(0勝2敗)バンタム級
• 清水俊一(0勝1敗)バンタム級
• 松田干城(0勝2敗)バンタム級→フライ級
• 井上直樹(1勝1敗)フライ級
• 漆谷康宏(0勝2敗)フライ級
• 中井りん(0勝2敗)女子バンタム級
• 近藤朱里(1勝3敗)女子ストロー級
意外に多くの選手がUFCに参戦していると思ったかもしれません。
しかし、チャンピオンになった選手はまだいないのが現実です。
その要因として、参戦している方は日本でのキャリアをある程度積んでからUFCに参戦しています。
若い頃からUFCに参戦している人は少ない。
逆に若い頃から参戦している選手はタイトルマッチまで行っています。
堀口恭司選手や岡見勇信選手は若い頃からUFCに参戦をしていました。
そのため、日本人でも若い頃からUFCに参戦していれば、十分チャンピオンになれる可能性はあります。
未来の日本人UFCチャンピオンを見てみたいですね。
UFCに現在参戦の日本人
選手名 | 階級 | 戦績 |
佐藤天 | ウェルター級 | 2勝2敗 |
魅津希 | 女子ストロー級 | 1勝1敗 |
村田夏南子 | 女子ストロー級 | 1勝1敗 |
平良達郎 | フライ級 | 3勝0敗 |
木下憂朔 | ウェルター級 | 0勝1敗 |
中村倫也 | バンタム級 | 1勝0敗 |
現在UFCに参戦している選手は3選手のみ(2022年1月時点)→6選手(2023年5月時点)
コロナの影響もあり、なかなか海外に行けない状況でしたが、状況も変わりUFC参戦できる選手が増えてきました。
その中で平良達郎選手など若い選手も参戦して、かつ、UFCの上位に食い込める可能性があるので楽しみです。
中村倫也選手もUFCでの経験は浅いですがいまだ負けなしでこれから期待できるでしょう。