那須川天心選手と武尊選手との試合の実現で度々上がるK-1とRISEの関係。
もともとは提携関係にあった両者です。
それがいつしか絶縁関係などと言われています。
実際には絶縁関係というよりはK-1の契約問題がそうさせています。
K-1は独占契約を結んで他の団体で試合することは難しい。
その状態が那須川天心選手と武尊選手の試合を実現できない最大の問題となっています。
そこで今回の記事でははK-1とRISEの関係と対抗戦は今後あるのかの考察を考えてみます。
RISEとK-1の関係は仲悪いのか
K-1とRISEは仲悪いのか。
結論から言うと仲はよくありません。
K-1とRISEが仲が悪い原因などを解説します。
以前は提携関係
K-1とRISEは以前は提携関係にありました。
RISEで経験を積んだ人がK-1の舞台に上がるかたち。
しかし、いつしかその提携関係もなくなり、絡むこともなくなりました。
提携関係が始まったのは2009年。
当時軽量級のトーナメントを行っていたK-1MAXだけでは試合数が少なく、若手が経験を積めないとの理由から提携を開始。
RISEで経験を積んでから、K-1へ出場する流れはできていました。
しかし、K-1が経営難で傾くとその流れもいつしかなくなることになったのです。
そして、RISEが独自に発展していく状態に。
その後、新生K-1としてK-1が復活しますが、かつてのような強力関係はなく、絡むこともなくなりました。
RISEとK-1は実質絶縁状態
K-1とRISEは2021年の現在では実質絶縁状態です。
K-1は選手と独占契約を結んで他の団体での試合はできません。
K-1を抜けるには最後の試合から1年間は試合を行うことはできないです。
それか違約金を払ってK-1から抜けるしかないですね。
しかし、この違約金も簡単に払える金額ではありません。
東京で家が1件変えるほどというので、恐らく、5000万はすると言われています。
実際にK-1で活躍して、RIZINに移籍して皇治選手も違約金を払いました。
その時に金額の発言をされていたので相当な金額であることは間違いなさそうです。
そのような関係性から那須川天心選手と武尊選手の試合も実現が難しいとされています。
幾度となく、実現するかと言われながらできないため、K-1の契約問題は相当根強いと思います。
現在のK-1とRISEの関係性は絶縁状態に近いですね。
対抗戦は2021年の段階はなし
以前からうわさされるK-1とRISEの対抗戦が行われる話ですが、2021年段階ですとなさそうです。
この対抗戦の話が出た経緯も那須川天心選手と武尊選手の試合を実現させるためです。
しかし、那須川天心選手と武尊選手の試合もなかなか前に進まないため、この対抗戦の話も進みません。
現段階では対抗戦はないですね。
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RISEとK-1のレベルの違い
K-1とRISEののレベルの違いを解説します。
以前から言われている、K-1とRISEのレベルの違いはあるのか
簡単に言うと
・平均的なレベルならK-1
・トップレベルの選手ならRISE
それぞれ詳しく解説します。
平均的なレベルならK-1
K-1とRISEのレベルですが、全体の平均的なレベルなら、K-1のほうが高いですね。
その理由は移籍した選手の戦績から見て取れます。
RISEからK-1に移籍したのが村越優汰選手です。
村越優汰選手はRISEのチャンピオンにまでなった選手。
しかし、那須川天心選手に2度敗れてチャンピオンの座からは落ちてしまいました。
村越優汰選手はRISEでは那須川天心選手以外はほぼ負けなし。
その実績を持って、K-1に来ました。
K-1でも勝ち星を重ねますが、トップ選手には勝てないところがあります。
それはK-1のトップ層が厚いのでそのクラスになると勝ちすすで行くのが難しい。
そのため、トップ戦線の全体的なレベルはK-1のほうが高いと言えます。
トップレベルの選手ならRISE
K-1とRISEを比べるとトップ選手のレベルはRISEのほうが高いと言えます。
RISEのトップ選手と言うと那須川天心や原口健飛選手。
このクラスだとK-1のトップ選手でもなかなか勝つのが難しいでしょう。
那須川天心と比較するなら武尊選手。
予想では那須川天心選手の方が強いとの声も多い。
原口健飛に関しては現在のK-1と同階級とやっても負けることはないですね。
現在の同階級のチャンピオンは朝久泰央選手。
対戦しても、原口健飛選手の方が強いと感じます。
RISEのトップ選手の方が強い理由はK-1の団体の問題があります。
K-1の選手との独占契約がどうしても海外の強豪の選手との経験が積めないかたち。
そのため、他団体とできずに自分たちの中で試合をするしかありません。
そうなると世界との強豪との経験を積めずにトップレベルの選手の限界が上がることが少ない。
K-1の団体自体には選手が多いため、全体的に経験は積めることはできる。
しかし、トップ選手は他団体のトップ選手試合ができないため、限界は超えづらいです。
そのため、トップ選手のレベルは他団体とも試合できるRISEのほうが強いですね。
今後の関係が良くなることを期待
K-1とRISEが以前のような提携関係になれば、日本の格闘技界の底上げになることは間違いありません。
現在の体制ですと日本のトップ選手のレベルが上がっていきません。
トップ選手は自分よりも強い選手とやってこそレベルが上がります。
現在のK-1ですと井の中の蛙状態になり、日本格闘技選手のレベルの底上げにもなりません。
以前のようなK-1の状態で様々な団体の選手とも試合ができるようになるといいですね。
そうなると那須川天心選手と武尊選手の試合も実現がしやすくなります。